11月7日
戦局の膠着状態から8カ月後のこの日、連邦軍は「オデッサ作戦」を開始する
目的はユーラシア大陸黒海沿岸の公国軍基地を壊滅させ
地球からの鉱物資源の打ち上げを断つ事であった
連邦軍はこの作戦に陸上兵力のおよそ3分の1を投入した
この一大反抗作戦を可能としたのは、地球攻撃軍司令官ガルマ・ザビの戦死であった
ジオン公国を支配するザビ家の末弟であるガルマは、同年9月にニューヨークにおいて
連邦軍のホワイト・ベース隊と交戦しガウ攻撃空母とともに戦死した
これによって地球攻撃軍は指揮系統が混乱し、連邦軍の動きに対応出来なかったのである
3日間の激戦ののち連邦軍は勝利を治めた
この戦いを契機として、連邦軍は各地で反抗に転じ
ミリタリーバランスは一挙に連邦軍側へと傾いていった
また公国軍は、11月30日に連邦軍総司令部「ジャブロー」への攻撃を敢行し
北米の拠点「キャリフォルニアベース」の戦力の大半を消耗する結果となった
そして12月には、この重要拠点を失うこととなった
公国軍の中で最後まで抵抗したのはアフリカ方面軍であった
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