RB79 BALL (THE EARTH FEDERATION FORCE)
UC0080年 1月30日
連邦軍の戦闘ポッドRB-79「ボール」
戦争は、ひと月も前に終わったというのに回収もされず
今もパイロットの亡骸を乗せたまま、宇宙を漂っている
いったいこの戦争の、本当の勝者は誰だったのだろう?
今大戦というのは・・・、何よりこの「ボール」のパイロットにとっても
彼自身が命を賭けなければならないようなことだったのだろうか?
勿論彼にも、守るべき人々はいたであろう
でも他に方法があったのではないだろうか?
「死んだ奴は間が悪かったのさ」取材中、兵士の一人が言った言葉だ
そんな言葉だけで片づけられる問題なのか
冷たい宇宙空間を、鉄の塊に詰められたままで
いつまでも、いつまでも漂い続ける
こんな無惨で惨めな死様など誰が望むものか
死に往く者は悲しすぎる、 残された者は寂しすぎる。
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