MS-15 GYAN (PRINCIPALITY OF ZEON)
映像は公国軍のMS15 ギャンである
ギャンは主に重力下での連邦軍MSとの接近戦・格闘戦に主眼を置き開発された機体であり、
その性能は連邦のガンダムタイプのモビルスーツより格段に秀でていたと伝えられている
もっともMS15の開発が成功した時点の公国軍は、地球での主な拠点を連邦に奪還されており
もはや重力下の戦闘より本土防衛に有効なMS14に次期主力モビルスーツの座を譲ることになってしまった
この映像はその幻のモビルスーツであるギャンの、数少ない映像である
生産された数は量産先行試作機の2機のみと言われ、これはそのいずれかのものであろう
この映像の撮影日時・場所などについては、面白いことに大きく2つの説が存在している
まず一番有力な情報では、これはテキサスコロニーにてテストフライト中の映像を
公国軍が啓蒙活動用の記録として撮影したもの一連の一部であるとする説、
そしてもうひとつは可能性は低いが、今大戦中、もっとも謎の多い人物のひとりであるマ・クベ大佐が、
このギャンのパイロットとして、地球連邦軍のニュータイプ部隊第13独立部隊と交戦、
その戦闘中に連邦軍同部隊モビルスーツのモニターに記録されたものの流出とする説である
参考までに、マ・クベ大佐の生死については、戦犯として手配されているも今もって不明である
いずれにせよ、この幻のモビルスーツと、それを取り巻く一連の「噂」には
今後も決着がつくことはなさそうである
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