MS-06V ZAKUTANK (PRINCIPALITY OF ZEON)
場所はアフガニスタンとパキスタンの境、カイバル峠
撮影日時は0079年10月上旬、
公国軍占領地域の奥深くで撮影した、辺境の駐屯軍の風景である
この写真からは、兵士達の日常がよく分かる
自転車でどこかへ出かける兵士、その後方、詰め所の前では
うたた寝をしている将校の姿も見える
ここは、公国軍にとってかなり安全な地域ではあるが、これが例え前線であっても
兵士は、一日中戦争をしている訳ではない
このようなのんびりした風景は、北アフリカの激戦地であっても往々にして見ることが出来る
連邦軍の兵器群もさることながら、それ以上に彼ら公国軍兵士を最後まで苦しめたのは
このカイバル峠のような、スペースノイドには想像もつかなかった過酷な地球の気候・風土だったと聞く
気温も湿度も、天気さえも完全にコントロールされた大地に元々住む公国軍の兵士は、
これら地球の不安定な姿に果たしてどれほど馴染めたのだろうか?
この映像に映るモビルスーツMS06V、通称ザクタンクは、
戦闘などで足を失ったザク・グフの上半身を、公国軍の大型主力戦車であるマゼラアタックの足周りに載せ、
主に作業用として現地で改修された機体の一般名称である
その出生からも、まったく同じ機体は2機とないと聞く
このザクタンクは、上半身、及びマニュピュレーターを、通常のザクのままとし、
占領地域の治安維持用としてか、ザクマシンガンの携行、
マゼラトップ砲からの改造と思われるバックパックを背負わされている
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